急速にIT化が進む昨今、職種として将来性が保証されているインフラエンジニアは人気が高い職業の一つです。実際にITとは全く関連のない業種からも転職を考えている人もいるかもしれませんが、そうした人の多くは必ずどこかでITインフラの業務が未経験の状態では転職できないのではないのかと心配したことがあるはずです。たしかに、20代の頃からIT関連の会社に就職して経験を重ねてきた人と比較した場合、未経験の状態からの転職ということになれば、大きなディスアドバンテージを抱えていることは間違いありません。
しかし、インフラエンジニアの仕事は多くのスキルや経験を要するインフラ設計以外にも、一定の知識があればこなせるような単純作業が主体のインフラ構築のような仕事もあり、経験が無くとも従事することは可能です。さらにITの分野では効率性が問われる場合が多く、こなした業務の量とその質によって仕事が評価される成果主義をとっている所が大半であるため、努力次第でいくらでも「転職」のディスアドバンテージを覆すことができます。
中には全く未経験の状態からインフラエンジニアに転職し、わずか3年程度でインフラ設計のリーダーとして大企業のIT分野を一手に任された人もいるほどです。それほどになるためには、知識や経験の他に人間関係の調整やコミュニケーションに関するスキルも兼ね備えている必要があります。ただどちらにしてもITインフラの世界は必ずしも転職のハードルは高くなく、未経験者は新領域の仕事への不安を解消する方法さえ知っておけば長く活躍できる領域だと言えるでしょう。