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人口僅少でインフラ系業務には就きにくい?

火曜日, 8月 22nd, 2017

IT系の業務の中でもインフラ関連は制度設計という根本工程に位置するため、それに従事するインフラエンジニアの人口は多くないように感じてしまいます。実際にインフラ設計を担ってクライアントとの折衝に基づく企画や、そのための設計図・ドキュメントの作成といった業務に従事する人間の人口は確かに多くはありません。

また、インフラ運用に関しても、ネットワーク管理といった特別なスキルの他に、障害対応の際にコミュニケーションスキルが必要になってくるため、これを担うエンジニアにもある程度の経験が求められることが多く、こちらについてもインフラエンジニアの人口増にはあまり寄与していないのが現状です。

しかし、インフラ関連の業務にはインフラ構築も含まれます。インフラ構築については機器の運搬・取り付けやソフトウェアのインストール、各種負荷テストといった多様で実働性が高い仕事が多く、未経験でも遂行することが可能なため必然的にその人口は多く、インフラエンジニア全体の人口を大きく押し上げています。一見して敷居が高そうなインフラ関連の仕事ですが、その間口は決して狭いというわけではなく、未経験な人間でも飛びこんでいけるだけの十分な人口の余地があります。

そして、インフラ構築で経験を積むことでインフラ運用、さらにはインフラ設計へと業務内容を転換していくのがインフラ関連に従事するエンジニアの典型的なステップアップルートだと言えます。